簿記3級すら不合格で未取得の、こころ商店の店主です。貸方?借方?貸借対照表?全く理解が出来ませんでした。毎日、真面目に営業をしていれば何とかなると思っていました。しかし全く儲かりません。それなりの人数のお客様がご来店されていると思うのですが、生活ができる儲けどころか焼肉屋に一回行けるかどうかの儲けしか残りません。不思議だなと思い、当店の損益分岐点(BEP)を簿記3級にすら落ちた私が計算をすることにしました。
損益分岐点売上高=固定費÷{1-(変動費÷売上高)}
えーと💦💦
確かに割り算は小学生で習った記憶がある💦
まずは固定費と変動費を計算しないとならないのか・・・
当サイトは『飲食店の全てをお見せします』がコンセプトですので、赤裸々に暴露していきます。
☆家賃16万円弱(店舗・事務所・駐車場含む)
☆水道光熱費5万円前後(2カ月に1回水道代)
☆通信費1.5万円前後(電話・FAX・光回線)
☆パート給料10万円前後
☆雑費3万円前後(産業廃棄物・手数料など)
☆その他5万円前後(のれん代・消耗品など)
☆減価償却費5万円~10万円
ふむふむ
こころ商店は約49万円~54万円が毎月の固定費となっているみたいです。
次に変動費を求めるのか
今までの仕入費を売上で割ると・・・
61%が仕入(食材・包材)変動費らしいぞ
1-0.61で計算すると0.39が導かれた
この39%を固定費で割れば良いのかな?
540,000円÷0.39=1,384,615円
なんと!!!
損益分岐点(BEP)を超えるには139万円の売上が必要だと知ることが出来ました。つまり赤字でも黒字でも無い売上高が月間139万円となるみたいです。
うーん
もしも月間139万円の売上を達成できたとしても、やっとプラスマイナスゼロか・・・仮に毎月150万円を売ったとしても、4万円しか儲からない仕組みだったのですね。(150万円-139万円=11万円 11万円のうち粗利益が39%なので4.3万円弱が儲け)
経営を知るには数値を知る必要があった訳ですね。元気よく営業をしていれば大丈夫だと思っていた私が浅はかでした・・・
とは言え、経営していく為の数値を知れたのは良いけど現実問題この売上を毎月超えないと、自分の財布から焼肉屋さんの代金をお支払いすることになってしまう。いわゆる赤字経営ってことですね。
こころ商店は1個600円で海鮮丼を販売しています。139万円を売るには2,317個販売しないとなりません。25日間の営業に換算すると1日93個の販売となります。
毎日93個の海鮮丼を販売できたとして生活費0円で利益は±0円・・・途方もない数値になってしまった。ここから店主の生活費を稼ぐには・・・頭が爆発しそうな天文学的な売上になってしまった。
今回の記事で薄利多売の飲食店経営が本当に大変な事が理解をすることが出来ました。第1歩を踏み出せた気がします😊
美味しい焼肉を毎月食べに行きたいので、もっとマーケティングを勉強して頑張ります。
コメント